年間約70万人の人がAMRが原因で死亡しています1
尿路感染症患者の8-65%で、通常処方される抗生物質が効かなくなっています2
米国では、年間2700万人の呼吸器感染症患者に対して、必要のない抗生物質が投与されています3
AMRが原因の死亡者数は、2050年までに全世界で年間1000万人に達すると予測されています
これはがんによる死亡者数(820万人)を上回るものです4
2015年5月、抗生物質や抗微生物剤に対する耐性菌が増加しつつある現状に取り組むため、WHO(世界保健機関)総会で「グローバル・アクション・プラン」が承認されました。このプランの目標は、効果と安全性が確認された医薬品を、必要とするすべての人に安全な方法で投与し、将来にわたって感染症の治療や予防が継続できる体制を整えることです。
「グローバル・アクション・プラン」は、次の5つの目標を掲げています
日本では、2016年4月に、6つの分野におけるアクションプランが
取りまとめられています。